ご挨拶

第25回日本臨床スポーツ医学会学術集会を開催するにあたって

第25回日本臨床スポーツ医学会学術集会
会長  川原 貴
( 国立スポーツ科学センター センター長 )

この度、記念すべき第25回日本臨床スポーツ医学会学術集会を、平成26年11月8日(土)・9日(日)の2日間、国立スポーツ科学センターと味の素ナショナルトレーニングセンターにおいて開催させていただくことになり、光栄に存じます。

国立スポーツ科学センターは国際競技力向上を医・科学面から支援する研究機関として2001年に設置され、日本選手のオリンピック等での活躍に貢献してきました。また、私自身が長年、オリンピック等に向けた選手強化に関わってきましたので、メインテーマは「アスリートを支えるスポーツ医学」とさせていただきました。そのため、私どもが企画しましたプログラムは、競技スポーツに関わるものが多くなりました。また、アスリートの支援にはさまざまな分野が必要であることから、整形外科以外の分野や専門領域を超えて議論できるようなものを多く用意しました。

今、日本のスポーツは大きく変わろうとしています。2011年スポーツ基本法制定、2012年スポーツ基本計画策定、2013年には2020年東京オリンピック・パラリンピックの開催が決まり、現在、スポーツ庁の設置に向けた検討が行われています。

2020年東京オリンピック・パラリンピックに向けては、選手強化だけでなく、生涯スポーツを含めたスポーツ環境を良くする、また、日本の社会をよりよいものに変えていく契機としていかなければなりません。その中で、スポーツ医学をどのように発展させ、社会に貢献していくのかが問われております。そこで、本学会理事長の河野一郎先生、本学会会員で衆議院議員の小松裕先生に特別講演をお願いしました。また、運動療法の普及、ジュニア競技者の育成、スポーツ医学拠点の充実と増加に関するシンポジウムを企画しました。

スポーツ施設で学会を開催することから、不便をおかけすることが多々あるかも知れませんが、日本の競技スポーツのメッカの雰囲気を味わっていただく、ということでご容赦願いたいと思います。

多くの会員の皆様のご参加をお待ちしております。